INAC多摩川 守備の個人戦術

2016年 2/8(月)
コーチングアドベンチャー2016~サッカーコーチの為の体験型セミナー~
@世田谷がやがや館4F多目的室


月曜日はクラブがお休みなので参加して来ました。

守備の事を教えてくれる講習会は少ないので…。


テーマは、ドイツサッカーから見得るもの~守備の個人戦術(サイドの守備)~

9:30~11:30まで講義の部
講師は坂本健二さん。

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ドイツで指導者として生活していた時のお話しが面白かった。

ドイツ人は日本人と比べると物凄くシュートの意識が高いそうです。

街クラブではマンツーマンディフェンスが一般的に使われているそうで、1vs1の局面が10か所あるのが普通なんだとか。

坂本さんの指導するチームでも、自分達より明らかにレベルの上のチームに勝つためにゾーンディフェンスに取り組むことに。


それでも、俺たちにそんな高度な事が出来る訳がない!と選手たちからは拒否されたそうです…


Viere kette =4つのチェーン=4バックのゾーンディフェンスの意味だそうです。


ドイツサッカー協会は街クラブのお父さんコーチにもゾーンディフェンスを伝える努力をしているとのこと。



1vs1の対応から細かく伝えていった結果、ゾーンディフェンスでチームが勝つと、選手たちからは「守備が楽しい!」という声が聞こえるようになったそうです。


1vs1の対応でも知らなかった事がたくさんありました。

ドイツのブンデスリーガでプレーしている日本人選手の話にも。

日本人は失敗を恐れる文化がある。

せっかくドイツでプレーしているのに、みんな通訳を付けてインタビューに答えているのが残念。ドイツ語が少しぐらい変でもその国の言葉で喋ることで、受け入れられるのに。



日本では1vs1で負けるな!=そこには、引き分けもOKという言葉が隠されている。

ドイツでは1vs1で勝て!=ボールを奪う!

そして1vs1でボールに強く行ける選手が仲間から信頼される選手。


相手と対峙した時に背中を向けない!
真っ直ぐ近付かない!
一緒に走りながら身体をぶつける


13:00~15:00まで実技の部
@世田谷公園人工芝コート

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同一視野で観るトレーニン
※上手く再生できない時はこちらから


正面からの1vs1の対応
※上手く再生できない時はこちらから

サイドの近い距離の1vs1の対応
※上手く再生できない時はこちらから


距離のある1vs1の対応
※上手く再生できない時はこちらから


まさかこのフルピッチのハーフコートで1vs1の守備の対応をするなんて…


過去最高にハードな実技の時間でした…


坂本さんの凄いところは、講義の最初の数分の自己紹介の時間で、20名近いほとんどの参加者の名前を覚えていたこと。


そして初めてお逢いしたにもかかわらず、名前を呼びながら指導してくれたこと、選手一人一人の特徴を観ながら声を掛けていた事に感動しました。



主催のINAC多摩川さん、ブログで知らせてくれたmf有坂さん、ありがとうございました!